毎年台湾で行われているComputexに行ってきました。 2019年は5月28日から6月1日にかけて開催されました。 場所は、南港のコンベンションセンターと、TAIPEI101の向かいにあるビルでした。
私は、飛行機の運賃を抑えるため、5月30日出発、6月3日帰国の日程としました。
桃園国際空港に到着して、すぐ南港の受付へ行きました。事前登録してあり、その内容を見せることでスムーズに受付が行えました。 資料と一緒に、地下鉄(MRT)の期間内無料パスがもらえました。
Computexは初めてでした。展示方法などは以前見に行った、Comdexやビジネスショーなど、他の展示会と大きな違いは無いと感じました。
あまり多くはありませんでしたが、イベントコンパニオンを使った派手な展示もありました。
出展企業の多くは、台湾、中国企業で、欧米がちらほら、日本企業は殆ど見当たりませんでした。 これからのコンピュータや電気通信分野は、中国・台湾系の企業が主役になるのは、間違いなさそうです。
特に気がついたのは、ゲーム関連(eスポーツ)の展示が非常に賑わっていたことと、日本企業の出展の少なさでした。
私自身の関心のあるものでは、IoTと5G関連が多いと感じました。
私が見つけた、数少ない日本企業の一つ、「NTT Comunications」です。
5G関連では、5G用の通信モジュールなどが多く展示されていました。
また、5GのIoTでの利用の展示もありました。
IoT向けの広域無線システムの展示も多くありました。特に広域、低消費電力、低速のシステムがトレンドの様です。
IoT向けの様々なセンサーや、電力のない環境での計測システムなども目立ちました。
パソコンのマザーボードで有名なGIGABYTEは、スマート農業の展示をしていました。
かねてより興味のあった電子ペーパー(白黒表示で、電源を切っても表示が可能)も2つの会社が出展していました。 EInkはもともと米国の企業でしたが、台湾企業に買収されました。
KIOSK型の情報端末です。 電子ペーパーは、白黒でバックライトも無いので(それが利点なのですが)、どうしても地味になってしまいます。
EInkのキラーコンテンツはやはりバス停の様です。
ePaperも、バス停や、新たな応用の提案をしていました。
その他、いくつか目を引いたものを紹介します。
20点同時タッチ可能な電子黒板です。プロジェクターでタッチパネル上に表示しています。
おもちゃのレーシングカーが走っているので、何かと思ったら、レーシングカーに貼ってあるバーコードを、固定してあるリーダーで読取るデモをしていました。 高速の移動物体のバーコードが読み取り可能と言うことのようです。
ボタンの代替用のTFT液晶ディスプレイです。
おじさんが一生懸命ダンスをしているので何かと思ったら、手にグローブ型の無線センサーをはめており、動画表示を真似て運動すると、自動的に評価をしてくれるようです。